次世代意識向上委員会
委員長 金子 紘子
現代社会において地域の未来や政治について考えている人がどのくらいいるでしょうか。地域を良い方向に進めるのは一部の人だけで、少し先の未来について考える機会が減り、若者が自ら考えて行動を起こし、発言する機会が減少しています。2015年に選挙権の年齢引き下げが行われ、若い世代も国や地域の情勢について考える機会が生まれましたが、日本は平和な時代が続いていることもあり、昨今の世界情勢を見ても、現状を自分のこととして考え、意見を持つということが難しくなっています。
そこで、若い世代が未来について議論する機会を作り、なぜ興味関心が低くなっているのかを一緒に考えることで、現状や課題を知ることができ、身近な問題として共に解決しようとする力が生まれます。また若い世代が国や地域の方向性を学ぶことで、自分達の未来を決めるのは自分達であると、政治運動への関心も高まります。さらに、岩国特有の情勢や政治の特徴に触れる時間を作り、身近な取り組みや問題点への理解を深めるとで、社会の仕組みや方向性を知るきっかけにも繋げていきます。若い世代の意見の中には多様性や独創性に優れたものも多く、時に思いもよらぬ力を発揮します。若い世代が若い世代を巻き込む機会を作ることで、さらなる運動への参加を導くことができます。また異なる世代と一緒に過ごす時間が減少傾向にあることから、その機会を増やすために、未来を担う若者が自ら考え、実践する事業を開催し若者が放つ可能性を導き出す機会を作ります。また強みの一つである発信力で、効果的な広報活動に繋げていき、地域の抱える問題や自ら考えた解決方法などの活動内容も広めていきます。若い世代が共に考え行動するプロセスを身に付け未来について考えることが、明るい未来への原動力になると考えます。
本年度当委員会では、若い世代に地域の未来について議論する機会を提供することで、普段の生活とは異なる環境の中でも意見を出し合い、自らの意見や想いを持って発言できる環境をつくります。その機会が若い世代の意識を高めて、新しいアイデアを生み出すことにつながり、選択した未来が地域をより良い方向に変化させることができます。またその活動を通して会員拡大に繋げ、岩国青年会議所への理解を深め明るい豊かな社会の実現を目指して「歩み」続けます。
委員会基本計画
- 若者が地域の未来の在り方について議論する事業の実施
- 未来を創る18歳~30代の若者の政治参加を促す運動の展開
- 委員会タイムの実施
- 公開型例会又は公開型事業の開催
- 新年互礼会の企画・運営
- 新しい生活様式を取り入れた総会・例会の運営
- ラッキーボックスの企画運営
- 戦略的広報の展開
- 会員拡大に努める
- 日本・中国地区並びに山口ブロック協議会への参加、協力、積極的な出向
サスティナビリティ委員会
委員長 成瀬 創一朗
組織のあるべき姿を見つめ直す時が来ているのではないでしょうか。地域の経済環境が複雑化し、利害関係者が多岐にわたるようになった今、自分の利益を追求するだけでは組織を存続することが難しくなっています。他者に貢献し、全てのステークホルダーが幸せになれる様な考え方が、持続可能な組織を創るために必要な時代になってきました。社会に必要とされる存在意義を持つ組織こそが、持続可能な組織であるということを認識し、組織のあるべき姿について再考します。
当委員会では持続可能な組織を創るために、全てのステークホルダーが幸せになる未来に向けた事業と、組織論研修会を行います。まずは、利害関係者について考える研修を行います。グローバル化や、サプライチェーンの複雑化、大量消費社会による地球環境の変化により、利害関係者が多様化し、所属する組織の利害関係者を明確に把握することが難しくなっています。各々が所属する組織の利害関係者とは具体的に誰なのか、その利害関係者から見た私たちの存在意義とは何なのかを考える機会を作ります。そして、明確になった利害関係者に私たちがどのように貢献できるのかを考える機会を作ります。さらに、考えたことをアウトプットする機会を創出します。実践的な事業を通して岩国青年会議所のステークホルダーに貢献します。この事業を行うことで、全てのステークホルダーが幸せになれる考え方を実感し、青年会議所の存在意義を再確認できる機会を提供します。次に、組織論研修会を行います。人は一人では能力に限界がありますが、組織として集団で活動することによって能力やスキルを高めることができます。一人では解決できない課題も、組織の力を最大化することで乗り越えられるようになります。体系化された組織論の研修を行うことで、組織のあるべき姿を学ぶ機会を提供し、持続可能な組織づくりができる人材を育てます。
青年会議所は社会の課題を解決することで持続可能な地域を創っていますが、それは同時に青年会議所が持続していくための存在意義でもあります。これからも、地域の社会課題を解決し、地域から必要とされる存在であり続けるために、「サスティナブルな組織を創る力」が身に着けられるように活動します。さらに、各々が所属する組織にも持続可能性を図って実行するマインドが広がっていくことで、全てのステークホルダーが幸せになる未来を描き、前進していきます。
委員会基本計画
- 全てのステークホルダーが幸せになる未来に向けた事業の実施
- 組織論研修会の企画・実施
- 委員会タイムの実施
- 公開型例会又は公開型事業の開催
- 大納会の企画・運営
- 企業や各種団体との連携
- 新しい生活様式を取り入れた総会・例会の運営
- ラッキーボックスの企画運営
- 戦略的広報の展開
- 会員拡大に努める
- 日本・中国地区並びに山口ブロック協議会への参加、協力、積極的な出向
地域リーダー創成委員会
委員長 堀江 法行
加速度的に物事が変化していく昨今、同様に地域社会の課題においても多種多様に変化しているように感じます。我々青年は、このような課題に対してどのように向き合うべきでしょうか。課題に気づかない、または気づいたとしても積極的に取り組もうとしない人ばかりでは、地域をより良くしていくことはできず、賑わいを創出するどころか、地域自体を維持することすら困難になっていくと考えます。今後も著しく変化していくことが予想される社会において、その時代に生じる地域の課題を察知し、具体的かつ果敢に、問題解決に向けて行動するリーダーの存在が必要不可欠です。
地域の発展をリードする人材育成を目的とする当委員会は、岩国青年会議所会員がこれまで以上に地域のリーダーとして活躍すべく、リーダーシップに関わるマインドを磨き上げます。必要とされる地域リーダー像とは、主体的に課題解決までの道筋を立て熱意をもって自らが行動する者です。課題とその解決のビジョンを共有し、ステークホルダーと積極的なコミュニケーションを図り、意欲的に行動するその姿は他者を感化します。周囲を巻き込こみ、多くの人がこの輪に加わり参加することで次なる地域のリーダーも生まれていくと考えます。この好循環を実現させていくために、我々がその起点となります。解決への実現性を高めるために積極的に他の地域の事例を学び、有識者などにも指導いただきながら具体的に取り組む課題を抽出し、そして継続的な解決活動を実践します。また、解決に取り組むこのプロセス自体にも会員資質向上の狙いがあります。会員それぞれの企業活動や生活そのものが、地域の構成要因のひとつであることから、会員企業や身近なコミュニティの中においてもこの解決プロセスの実践が広がっていくことは、明るい豊かな社会の実現へと必ず繋ると確信します。
地域をつくるのはそこに暮らす人々です。問題解決に取り組む人材をつくることは、より良い地域づくりそのものです。多様に変化する時代と課題の中にあっても持続可能な地域であり続けるために、我々が先んじて地域をリードする人材となり、それぞれが地域のリーダーとして問題解決への取り組みを実践し活躍できるように活動を進めてまいります。人が人に感化され輪が広がる、感化の連鎖を呼び起こすきっかけとなれる地域リーダーをより多く創成することができる意義ある一年となるように、我々は前進していきます。
委員会基本計画
- 明確な課題解決を促していく地域リーダーの創成事業の実施
- 課題解決研修会の企画・実施
- 委員会タイムの実施
- 公開型例会又は公開型事業の開催
- 創立記念例会の企画・運営
- 災害ネットワーク構築
- 東蔚山JCとの交流窓口
- 新しい生活様式を取り入れた総会・例会の運営
- ラッキーボックスの企画運営
- 戦略的広報の展開
- 会員拡大に努める
- 日本・中国地区並びに山口ブロック協議会への参加、協力、積極的な出向
地域の絆実行委員会
- 地域の絆を一つにする事業の実施