岩国青年会議所

理事長所信

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【はじめに】

 1956年、この岩国にJC運動の灯がともされ65年の歴史が積み上げられました。戦後の復興期から今日に至るまで、先達の「明るい豊かな社会」の実現に向けた弛まぬ努力により社会は変化し、物質的に何不自由のない時代が訪れました。しかし、現代においても解決すべき様々な課題、困難が山積していることも事実です。
 雲外に蒼天あり、信念と情熱をもって課題や困難を乗り越え、その先に見える輝かしい未来を築き上げることが私たちJAYCEEの責務です


【新しい地域ブランディングの実現】

 現在、岩国市においても人口の減少は歯止めのきかない状況になっています。岩国市の人口は平成21年1月現在149,781人から平成31年1月現在では135,308人となり10年間で約1割の減少となっています。その要因として少子高齢化や若年層の他県への流出が挙げられます。地域の人口の減少は地域の活力の減少に直結するといっても過言ではありません。
 しかしながら、岩国は錦帯橋をはじめとする歴史的・文化的な観光資源を数多く有しており、近年では艦載機の移駐により米海兵隊岩国航空基地関係者の外国人は約1万人となり、まちの国際色はより豊かになっています。このような他の地域とは特異的なソーシャルストックにイノベーションを起こし、新たな地域ブランドを創出し、まちの魅力を高め発信して行く事で、さらなる交流人口の増加、移住者の増加につながります。私達だからこそ出来るまちづくりとは何か、時代のニーズを的確に把握し、今だからこそ出来る事を考え、まちの魅力を存分に活かしたまちづくり運動を展開することで、岩国が今よりさらに活力のあるまちとなり、私達が目指す明るい豊かな社会の実現に近付くと考えます。


【次世代の育成】

 子ども達を取り巻く環境は、私達が子どもであったころと比べて大きく変化しています。核家族世帯の増加による家庭環境の変化や、少子高齢化による地域コミュニティの縮小により、近隣に住む同世代の子ども達や、大人との係わりの機会は極端に少なくなってきました。また、メディア等でも子ども達を巻き込む事件が報道されており、近年では子ども達に対して気軽に声掛けや挨拶をすることでさえためらわれるような風潮になりつつあります。
 子どもは、幼いころから様々な人と関わりを持つことで人間関係の基礎を学びます。また、他人を思いやる心、利他の精神、互助の精神を学びます。まずは親世代である我々が地域の人々と積極的にかかわりをもち、地域全体で子ども達を共育できるコミュニティづくりをしていかなければなりません。そして、私たちは子ども達に様々な体験の機会を与え、多くの成功体験させることで自己肯定感を醸成し、何事にも自信を持ち、夢に向かって主体的に行動する人間力を身に付けてもらいたいと思います。
   いつの時代においても子どもは地域の宝であり未来への希望であることは言うまでもありません。明るい豊かな未来のために次世代の育成に取り組みます。


【SDGsの推進】

 2030年までに達成すべき17のゴールとして持続可能な開発目標(SDGs)が2015年の国連サミットにて採択されました。持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットで構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っており、発展途上国のみならず、先進国とともに取り組む目標です。
 現在、気候変動により世界中において様々な自然災害が頻発しています。我々の住み暮らす地域においても、記憶に新しいところでは、平成26年岩国和木豪雨、平成30年7月豪雨による洪水、土砂災害により被災をしました。このような記録的な大雨が頻発するのも気候変動が要因であることは、もはや疑う余地もありません。このような被害を拡大させないために、SDGsのゴール13に掲げられた「気候変動に具体的な対策を」にあるように課題解決に向けて世界中で早急に取り組んでいく必要があります。また、ゴール11「住み続けられるまちづくりを」に掲げられているように防災の取り組みも関連づけて進めていく必要があります。
 その他にも多くの課題、目標を並行して実現していくためには私達だけではなく、市民や行政、教育機関、企業などとパートナーシップを結び、取り組んでいく必要があります。地域のためにすべての人が他人事ではなく、私事ととらえていただき、SDGsの目標達成のために取り組み、地域の活性化につなげていきたいと思います。


【組織力と情報発信力の強化】

 現在、会員の減少に伴い、組織において様々な弊害が起きており、会員拡大は喫緊の課題となっています。会員の拡大による新たな仲間との出会いは私達にさらなる成長をもたらす機会となります。それぞれの違った個性が重なり合い相乗効果となって組織としての強みとなり、力強い運動展開へとつながっていきます。そして、会員拡大を行うために、会員個々がJCの魅力を伝えることが出来、共感を得られる魅力的な人財となるために各々の資質をさらに高めていく必要があると考えます。
 市民意識の変革を志し運動を推進している我々は、常に運動の対象者がいることを念頭に置かなければなりません。どれだけ理想を掲げ事業を構築しても、それが対象者に伝わらなければ、本末転倒であり、ただの自己満足で終わってしまいます。情報を発信することは会員一人ひとりに与えられた役割であり、会員各々が当事者であることを再認識し、組織として明確な戦略をたて、広く情報発信を行い、地域の人々へ岩国青年会議所の行う運動への認知度を高めて参ります。


【I-フェスタの運営】

 I-フェスタは2007年より始まり、本年で14回目を迎えます。市民や諸団体、行政、企業と手を結び、知恵を出し合いながら少しずつ形を変え、進化をしてまいりました。今では市民の方々にも広く認知され、岩国市を代表するイベントの一つとなっています。これからのI-フェスタが今まで以上に発展・進化をし、市民に必要とされる事業となるには、今一度、参加団体に対してのヒアリング等を行い参加団体のニーズを集約し、検証し、目的意識の統一を図りながら、運営の手法などを再構築していく必要があると考えます。参加団体との関係性を今まで以上に濃いものとし、より一体感のあるI-フェスタを開催し、地域の活性化に繋げて参りたいと考えます。


【中国地区協議会および山口ブロック協議会との協働】

 本年、岩国青年会議所から2008年以来12年ぶりに中国地区協議会の会長を輩出させていただく事となりました。中国地区協議会は日本青年会議所と中国五県のブロック協議会、中国地区内54LOMをつなぐ重要な役割を果たしています。中国地区協議会会長として存分にリーダーシップを発揮できるよう、岩国青年会議所全会員でバックアップが必要であると考えます。また、会員には中国地区協議会や山口ブロック協議会の事業に積極的に参加し、学びを得てもらうのはもちろんの事、積極的に出向していただきスケールメリットを感じてもらうとともに個人の成長につなげ、その経験を岩国青年会議所にフィードバックしてもらうことで、さらなる組織力の強化につながると考えます。


【おわりに】

 私は、2007年に入会をして13年の間にJC活動を通じて様々な人と出会い、多くの学びをいただきました。人は人によって磨かれるという言葉があるように、青年会議所はまさにそれを体験できる環境であると実感しています。組織の長としてリーダーシップを発揮する人、新たな重職に果敢に挑戦する人を目の当たりにし、大いに刺激を受け、自らの原動力となりました。本年は自らが先頭に立ち、リーダーシップを発揮し後輩たちに刺激を与え、成長を促すことの出来る存在となり、先輩方の背中を見て学んだこと、受けた恩を後輩に送って参りたいと思います。
 2020年度の理事長として、大きなビジョンを掲げ、まちづくり、ひとづくりに岩国青年会議所メンバーと共に一丸となって邁進してまいります。


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